英語が苦手な親でもできるおうち英語サポート術


英語が苦手な私に、子どもの英語サポートなんてできるのかな…
お子さんの英語学習を応援したいのに、「自分の英語力では何もできない」と感じて、一歩踏み出せずにいませんか?
実はこれ、あなただけの悩みではありません。
ある調査によると、学校の英語授業に不安を感じる保護者は約7割、また「英会話はできない」と答えた保護者は約4割にのぼります。
でも、安心してください。
おうち英語において、親に英語力は必要ありません。 その理由と、今日からできる具体的な方法をお伝えします。
誤解していませんか?親の役割は「教えること」ではない?!
英語が苦手な親御さんがまず知っておきたいのは、おうち英語における親の役割についての「本当のこと」です。
おうち英語で親がすべきことは、必ずしも英語を教えることではありません。子どもが「英語って楽しい」と感じる体験を、一緒につくることです。
子どもが英語を自然に習得するために必要なのは、英語という言語への「十分な接触量」と、それを「楽しいと感じる体験」です。この2つを提供するのに、親自身の英語力はほとんど関係ありません。

親の役割は「英語の先生」ではなく「英語が楽しいと感じる環境をつくるサポーター」。それだけでも十分です。
なぜ「何もできない」と感じてしまうのか?3つの思い込み
思い込み① 「間違えたら子どもに悪影響がある」
英語が苦手な親ほど、「発音が間違っていたら逆効果では?」「変な英語を覚えさせてしまうのでは?」と心配しがちです。
でも、これは誤解です。
言語習得の研究では、子どもは多少不正確なインプットがあっても、十分な量の正しいインプット(動画・絵本・音楽など)があれば、自然に正しい英語を習得できることがわかっています。親の発音が完璧でなくても、英語の動画や絵本の音声が正しい音を補ってくれます。
「完璧な英語」より「楽しい英語体験」の方が、何倍も大切です。
思い込み② 「英語学習=勉強させること」だと思っている
「英語を学ばせなければ」と考えると、教材を選んだり、学習計画を立てたりしなければという気持ちになります。でも、英語力がないと何を選べばいいかもわからず、結果的に「やっぱり無理」となってしまいます。
実は、子どもにとって効果的な英語習得は、遊びや日常の中に英語が自然に溶け込んでいる状態です。好きなアニメを英語で観る、英語の歌をBGMに流す、寝る前に英語の絵本を見る。こうした「勉強っぽくないこと」の積み重ねが、実は大きな力になります。
英語は「させる」ものではなく、「触れさせる」ものです。
思い込み③ 「親が関わらなければいけない」と思っている
「子どもと一緒に英語をやろうとしても、自分がわからなくて困る」という声をよく聞きます。一緒に動画を観ていても、意味がわからなくてどう反応すればいいか戸惑ってしまう、という方も多いです。
でも、親の関わり方はとてもシンプルで大丈夫です。英語の意味がわからなくても、子どもと同じものを見て「面白いね」「なんて言ったんだろうね?」と一緒に楽しむだけでいい。
親が楽しそうにしていること自体が、子どもに「英語って楽しいものなんだ」と伝えるメッセージになります。
親の笑顔が、英語好きな子どもをつくる一番の教材です。
英語が苦手な親でもできる!4つの具体的なサポート
サポート① 英語をBGMとして流す
一番ハードルが低く、効果も高いのが、英語の音楽や動画をBGMとして流しておく方法です。親が家事をしている間でも、子どもの耳には英語が届き続けます。
ただ流しっぱなしにするだけでは効果が限られます。ワシントン大学のパトリシア・クール博士の研究でも、画面から流れる音だけでは言語習得は難しく、人との温かい関わりがあってこそ学びが生まれることがわかっています。
難しく考えなくて大丈夫です。英語がわからなくても「面白いね」「この歌好きでしょ?」のひと言で十分。一緒にその場にいてあげることで、効果を生みます。
サポート② 英語絵本を「一緒に見る」
「英語の絵本を読んであげたいけど、発音が心配」という方も多いと思いますが、安心してください。親が読まなくていいのです。
今はYouTubeに読み聞かせ動画が豊富にあります。ネイティブの音声を流しながら、親子で絵を見て楽しむだけで十分です。
親が「この絵かわいいね」「次のページ何だろう?」と日本語で声をかけるだけで、子どもの理解と興味がぐんと深まります。
Vooks:登録者数100万人超の人気チャンネル。読まれている文字がカラオケのように色が変わるので、文字と音を自然に結びつけられます
Storyline Online:ハリウッドスターが感情豊かに読み聞かせしてくれるチャンネル。英語字幕付きで、映像と絵本が交互に映し出されるので、子どもが飽きずに見られます
British Council LearnEnglishKids:英国文化振興会が運営する信頼性の高いチャンネル。短い読み聞かせ動画が豊富で、小学生にも使いやすいです
特に小学校低学年までのお子さんには、以下の絵本がおすすめです。
- Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?(繰り返しフレーズで覚えやすい)
- The Very Hungry Caterpillar(食べ物の名前と曜日が自然に身につく)
- Goodnight Moon(就寝前の読み聞かせにぴったり)
サポート③ 一日一言、英語で声をかける
毎日の決まった場面で、英語のひと言を使う習慣をつけてみましょう。難しい文章は一切不要です。
- 朝起きたら:”Good morning!”
- ごはんの時:”Let’s eat!”
- 寝る前:”Good night!”
- 出かけるとき:”Let’s go!”
- 「すごい!」と思ったとき:”Wow! Amazing!”
発音が完璧でなくて大丈夫。続けているうちに自然になりますし、お子さんも真似して使い始めます。
慣れてきたら、中学英語レベルの簡単な一文をプラスしてみましょう。
- 「今日どうだった?」:”How was your day?”
- 「今日は何が楽しかった?」:”What was the best part of your day?”
- 「もうすぐごはんだよ」:”Dinner’s almost ready!”
- 「早く寝なさい」:”Time to go to bed!”
- 「今日も頑張ったね」:”You did great today!”
- 「お腹すいた?」:”Are you hungry?”
- 「何が食べたい?」:”What do you want to eat?”
- 「急いで!」:”Hurry up!”
- 「気をつけてね」:”Be careful!”
- 「手を洗ってね」:”Go wash your hands!”
難しそうに見えて、どれも中学1〜2年生レベルの単語だけでできています。
こうした日常のひと言を繰り返し聞かせておくことには、もうひとつ大きなメリットがあります。耳に染み込んだ英語の音とリズムは、後で学校の授業で文法を習ったときに、パッとつながりやすくなります。
たとえば「Are you hungry?」を毎日聞いて育ったお子さんが、学校で「be動詞の疑問文」を習う場面を想像してみてください。「あ、あのときのやつだ!」と自然に腑に落ちる感覚は、まったく聞いたことがない文を初めて習う感覚とはまるで違います。
文法の「理解」より先に「体感」がある、それがおうち英語の最大の強みです。
サポート④ 英語学習は「外注」する
「自分にはできない部分はプロに任せる」という考え方も、とても有効です。
子ども向けのオンライン英会話を使えば、週に1〜2回、ネイティブや英語が堪能な講師と1対1で会話する機会が作れます。親の英語力は一切関係なく、子どもだけで完結します。
親がすべきことは授業後に「今日の授業楽しかった?」「どんなことを話したの?」と日本語で興味を持って聞いてあげること。それだけで、子どもの学習意欲は大きく変わります。
今日からできる!具体的な3つのアクション
難しく考えず、まずこの3つだけ試してみてください。
アクション1:今日から7日間、英語の動画を毎日15分流す
好きなYouTubeチャンネルを1つ決めて、毎日同じ時間帯(夕食後・お風呂前など)に流してみましょう。親が一緒にいれば、なお効果的です。
アクション2:今週中に英語絵本の読み聞かせ動画を1本見る
YouTubeで「英語絵本 読み聞かせ」と検索して、お子さんが興味を持ちそうな動画を1本一緒に見てみましょう。親が読む必要はありません。
アクション3:明日の朝、”Good morning!” と声をかける
たったこれだけです。毎朝の習慣にするだけで、お子さんの耳に英語のあいさつが自然と刻まれていきます。
まとめ:「何もできない」は思い込みです
英語が苦手でも、できることは確実にあります。動画を流す、一緒に絵本を見る、ひと言声をかける。どれも英語力ゼロでできることです。
英語が苦手だからこそ、子どもと一緒に「わからない」を楽しめます。「これ何て言うんだろうね?」と一緒に調べる姿勢が、完璧な英語を教えるより、ずっと豊かな学びの体験を生み出すことがあります。
「何もできない」のではなく、「教える以外にできることがたくさんある」のです。
焦らず、楽しみながら、今日できることから始めてみてください。

英語が苦手な親ほど、子どもと一緒に「楽しむ姿勢」を見せられる。それが、おうち英語の一番の強みです。
子どもの英語学習をもっと本格的にサポートしたいと感じたら、オンライン英会話を取り入れるのがおすすめです。
オンライン英会話を続けることは、将来の英検のスピーキングテストにも直結します。英検は今や多くの大学入試で活用できる資格になっており、準2級・2級以上ではスピーキングも正式に評価されます。
スピーキングは短期間で身につけるのが最も難しい技能のひとつ。
小さい頃から「英語で話すこと」に慣れておくことで、いざ受験を意識する年齢になったときも、あわてず自然体で対応できるようになります。「勉強として始める」前から体に染み込んでいる、それが何より大きなアドバンテージです。



















