
【結局なにが違うの?】シンセティック・フォニックスとジョリーフォニックス、サクッと解説!

こんにちは。元翻訳者(英検1級)、子育て卒業組の「ねこみみ」です

フォニックスがいいって聞くけど、種類が多くて…
シンセティックフォニックス?ジョリーフォニックス?何が違うの?
お子さんの英語教育について調べ始めると、ぶつかるこのお悩み
本当によく分かります
特に「シンセティック・フォニックス」と「ジョリーフォニックス」
この2つは名前も似ていてややこしいですよね
この記事では、この2つの関係と違いを解説します
- シンセティック・フォニックスとジョリーフォニックスの関係性
 - シンセティック・フォニックスの基本的な仕組み
 - ジョリーフォニックスの特徴
 - どちらの学習アプローチが自分の子供に合っているかの判断基準
 
- 子供の英語教育のために、フォニックスに興味を持ち始めた方
 - 「シンセティック・フォニックス」と「ジョリーフォニックス」の違いが分からず混乱している方
 - 数あるフォニックス教材の中から、どれを選べばよいか迷っている保護者の方
 - 子供が飽きずに楽しく英語の読み書きを学べる方法を探している方
 
まず大前提!この2つは「考え方」と「人気プログラム」の関係です
結論から言うと…
- シンセティック・フォニックス
英語の読み方を教えるための、ある一つの「考え方」や「指導ルール」のこと - ジョリーフォニックス
その考え方(シンセティック・フォニックス)を使って、楽しく分かりやすく実践できるように作られた、具体的な「プログラム名(商品名)」のこと 
つまり、ジョリーフォニックスは、シンセティック・フォニックスという指導ルールを採用しているプログラムの一つ、ということになります
ジョリーフォニックスは、シンセティック・フォニックスの仲間です
では、その「シンセティック・フォニックス」っていう考え方は、一体どんなものなんでしょうか?
シンセティック・フォニックスって、どんな考え方?
カンタンに言うと、「音のパーツをくっつけて、単語を組み立てる!」という、とても合理的な方法です
やること①:音のパーツを覚える
まず、sは「スッ」、aは「ア」、tは「トゥッ」というように、アルファベットが持つ「音のパーツ」を一つひとつ覚えます
やること②:パーツを合体させる!
次に、覚えた音のパーツを順番に言ってみて、それらを合体させます
「スッ…ア…トゥッ…」→ つなげて「サット(sat)!」
この「音を合体させること」を、「ブレンディング」と呼びます
この方法のいいところ
このルールを知っていれば、知らない単語が出てきても「この音とこの音をくっつけると…」という感じで、自力で読める力がつくんです
これが、シンセティック・フォニックスの基本的な考え方です
じゃあ「ジョリーフォニックス」は、何が特別なの?
ジョリーフォニックスは、シンセティック・フォニックスの考え方をベースに、子どもたちが「やりたい!」と思うような、工夫をたくさんプラスしてくれています
工夫①:全42音に「アクション」と「歌」がある!
これが最大のポイント!
ただ「sの音は『スッ』だよ」と文字で教えるんじゃありません
「ヘビさんみたいに腕をくねらせて、『スッスッスー!』って言いながら覚えてみよう!」
というように、楽しい動き(アクション)や歌とセットで教えてくれるんです
これなら、ただの暗記じゃなくて、遊び感覚で覚えられそうですよね
工夫②:「読む」だけじゃなく「書く」もセットで学べる!
ジョリーフォニックスは、「ただ読めればOK」ではありません
以下の「5つのスキル」を、バランスよく学べるようにプログラムが組まれています
- 音を覚える
 - 文字の書き方を覚える
 - 読む練習(ブレンディング)
 - 書く練習(音を聞いて、文字にする)
 - ルールに当てはまらない単語(ひっかけ単語)を覚える
 
「読む力」と「書く力」を一緒に伸ばしていけるように考えられているんですね
まとめ
ここまで読んでいただければ、もうお分かりかもしれません
シンセティック・フォニックス
これは「指導法の考え方」そのもの
教える側がこの理論をしっかり理解した上で、「うちの子にはこの順番で、こうやって教えてみよう」と自分でカリキュラムを組み立てられる方向けです
正直、ちょっと上級者向けかもしれません
ジョリーフォニックス
こちらは「全部入りの実践パッケージ」
「何から始めたらいいか分からない」「うちの子、飽きっぽいから楽しくないと続かない…」という、ほとんどのご家庭にとっての救世主です
このプログラムに沿って進めるだけで、効果的なフォニックス学習ができちゃいます
結論としては、迷ったら、まずはジョリーフォニックスから始めてみるのがおすすめです!
これで、2つのフォニックスの違い、スッキリ整理できたなら嬉しいです
難しい言葉に惑わされずに、お子さんが「これ、楽しい!」と思える方法で、英語の世界をぐんぐん広げていってあげてくださいね









