英検ライティング 何を書けばいい?日本語力で決まる!国語の3つの力

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ねこみみ

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「英語で文章が書けない…」その前に、日本語で書けていますか?

「英検の英作文が全然書けない」「何を書いたらいいかわからなくて白紙になってしまう」——こんな状況になっていませんか。

英検2級・準1級・1級のライティング問題は、「自分の意見を論理的に書く」ことが求められます。でも英作文の勉強をいくら積み重ねても、なぜか点数が上がらない。英語の語彙や文法はわかっているはずなのに、いざ書こうとすると何も出てこない……。

この状況には、見落とされがちなある共通点があります。

「英作文が書けない子は、日本語でも論理的な文章が書けていない」——これが本質です。

英語で論理的な文章を書く力は、日本語で論理的に考える力の上に成り立っています。英語の練習の前に、日本語の「書く力の土台」を整えることが、英作文上達の最短ルートです。

英作文は「英語の問題」ではなく「論理の問題」

英検のライティング問題の採点基準は「内容・構成・語彙・文法」の4つです。そのうち「内容」と「構成」、つまり何を書くか・どう組み立てるかが、実は最も得点に直結します。

語彙や文法は練習すれば伸びますが、「何を言いたいのか」「なぜそう思うのか」「どう論理的に展開するか」という思考の力は、英語の練習だけでは身につきません。これは言語を超えた「論理的思考力」の問題です。

ここで注目したいのが、国語教育書のベストセラー、福嶋隆史著『「本当の国語力」が驚くほど伸びる本』(大和出版)です。著者の福嶋氏は元公立小学校教師で、2006年にふくしま国語塾を創設。「国語力=論理的思考力」という考えのもと、独自の3つの力を提唱しています。

「国語がセンスだと思っているうちは、一生伸びない」——この言葉は英作文にもそのまま当てはまります。

英作文が伸びない3つの本当の原因

①「何を言いたいのか」が自分でも整理できていない

英作文で「意見を書きなさい」と言われたとき、日本語でも自分の意見をスラスラ言えますか?ほとんどの子どもが「えーっと…」と詰まります。これは英語力の問題ではなく、自分の考えを言語化する訓練が不足しているためです。

日本語でも書けないことは、英語では絶対に書けません。

②「型」を知らないまま英語で書こうとしている

英検ライティングには「意見→理由2つ→結論」という明確な型があります。でも多くの受験生がこの型を知らないか、知っていても使いこなせていません。型を使わないと、何を書けばいいか毎回ゼロから考えることになり、制限時間内に書き終わらないのです。

この「型」は、実は日本語作文でも同じです。先に日本語で型を体に染み込ませることが、英語への転用を劇的に速めます。

③「具体」と「抽象」を行き来できていない

「地球温暖化は問題です(抽象)→なぜなら気温が上がっているからです(これも抽象)」という作文をよく目にします。英検では「なぜそれが問題なのか、具体的にどういう影響があるか」まで書かないと高得点になりません。抽象的な主張を具体例で支える力——これが日本語でも英語でも作文の核心です。

福嶋式「3つの力」を英作文に活かす方法

福嶋氏が提唱する「国語力の3つの核心」は、英作文の構成にそのまま応用できます。

🌟 力その1:「言いかえる力」——抽象と具体を操る

「言いかえる力」とは、ある概念を抽象化したり具体化したりする力です。英作文でいえば「主張を別の言葉で言い換える」「具体的な例を挙げて主張を支える」がこれにあたります。

英作文への応用例:

  • 主張:「テクノロジーは教育に役立つ(抽象)」
  • 言いかえ:「タブレット学習で生徒一人ひとりのペースで学べる(具体)」
  • さらに言いかえ:「これはまるで個人専属の家庭教師を持つようなものだ(比喩)」

この「抽象→具体→比喩」の展開が使えると、英作文の説得力が一気に増します。まずは日本語で、自分の主張を3段階で言いかえる練習をしてみましょう。

🌟 力その2:「くらべる力」——対比で論理を強くする

「くらべる力」とは、2つのものを比較して違いを明確にする力です。英作文でいえば「AとBを対比して、なぜAが優れているかを論じる」構造がこれにあたります。

英検ライティングでよく出るテーマ(「テクノロジーの利便性vs弊害」「都市生活vs田舎生活」など)は、ほぼすべて対比構造で論じることができます。

英作文への応用例:

  • 「かつては〜だった。しかし現在は〜だ(過去vs現在)」
  • 「〜という意見もある。だが私は〜と考える(反論vs自分の主張)」

日本語で「一方で…、これに対して…」という対比表現を使った文章を書く練習が、英語の “On the other hand” や “In contrast” の使いこなしに直結します。

対比ができる子の英作文は、読んでいて「納得感」が違います。

🌟 力その3:「たどる力」——因果関係で説得する

「たどる力」とは、原因と結果の関係をたどる力です。英作文でいえば「なぜなら(理由)→〜だから(結果)→したがって(結論)」という因果の連鎖を正確に書く力です。

英検ライティングで減点されやすいのが「理由が浅い」「理由と主張がつながっていない」パターンです。これは日本語で因果関係をたどる訓練が不足しているサインです。

英作文への応用例:

  • 浅い理由:「スマホは便利だから、学校に持ち込むべきだ」
  • 深い理由:「スマホで即座に情報を検索できることで(直接の理由)、授業中に疑問を持ったその瞬間に解決でき(中間結果)、学習への好奇心が持続する(最終的な効果)」

「なぜ?→それは?→だから?」を3段階でたどる習慣を日本語でつけることが、英作文の「理由の深さ」を格段に引き上げます。

今日からできる!日本語作文で英作文を鍛える3つのアクション

①毎日1つ「日本語で意見を書く」練習をする

ニュースや身近な話題について、「私は〜だと思う。なぜなら〜だからだ。具体的には〜。したがって〜だ」という型で毎日1〜2文書く習慣をつけます。英語の練習より先に、日本語で型を体に染み込ませることが大切です。

②福嶋式3ステップで文章を「解剖」する

書いた作文を読んで、「言いかえ(抽象↔具体)はできているか」「対比(AとBを比べているか)はあるか」「因果(なぜ→だから)はつながっているか」の3点をチェックする習慣をつけます。これを日本語作文でやり込むと、英作文でも自然に同じ構造で書けるようになります。

③英検の過去問を「日本語で下書き」してから英語にする

英検ライティングの練習をするとき、いきなり英語で書くのではなく、まず日本語で「意見→理由1→具体例→理由2→具体例→結論」を書いてみます。日本語で論理が整ったら、それを英語に訳すだけです。この方法で書くと、論理的な英作文が格段に書きやすくなります。

「英語で書けない」のではなく「日本語で整理できていなかっただけ」——この気づきが一番大切です。

⏱️ 時間がない人へ:「言いかえる力」だけで英作文は劇的に変わる

3つの力をすべてマスターするのが理想ですが、「試験まで時間がない」「まず1つだけ練習したい」という方にお伝えしたいことがあります。

「言いかえる力」1つを鍛えるだけで、英作文の核心である「理由2つ」が書けるようになります。

英検ライティングの黄金テンプレートは次のとおりです。

意見(主張)
理由①
├─ 抽象(一般的な主張)
├─ 具体例1
└─ 具体例2
理由②
├─ 抽象(一般的な主張)
├─ 具体例1
└─ 具体例2
結論

この構造の「抽象→具体→具体」×2のセットこそが、まさに「言いかえる力」の実践そのものです。

実際の書き方イメージ(英検2級レベル)

意見: I think students should use smartphones at school.

理由①(抽象): First, smartphones help students learn more efficiently.
具体例1: For example, they can search for information immediately when they have questions in class.
具体例2: They can also use educational apps to review what they learned at home.

理由②(抽象): Second, smartphones can prepare students for the future.
具体例1: In today’s society, using digital tools is an important skill for many jobs.
具体例2: Students who are used to smartphones can adapt more easily to technology in the workplace.

結論: For these reasons, I believe smartphones should be allowed in school.

「抽象(First, …)」で一般的な主張を述べ、「具体例(For example, …)」で肉付けする——これだけで英検のライティング採点基準「内容」と「構成」の両方をクリアできます。

まず日本語で「抽象→具体→具体」を練習するのがコツです。日本語でこの構造がスラスラ書けるようになれば、英語に置き換えるだけ。英語が苦手でも論理が整っていれば、採点官には「書けている」と評価されます。

💡 練習法: 身近なテーマ(「スマホは便利か」「制服は必要か」など)で、まず日本語で「抽象1文+具体2文」を書いてみましょう。これを毎日1セット続けるだけで、1〜2週間で英作文の構成力が別人のように変わります。

まとめ:国語力が英語力の土台になる

英検の英作文で高得点を取るために必要な力は、実は「日本語で論理的に考える力」です。福嶋隆史著『「本当の国語力」が驚くほど伸びる本』が提唱する「言いかえる力・くらべる力・たどる力」は、そのまま英作文の構成力に直結します。

英語の練習と並行して、日本語で論理的に書く習慣をつけることが、お子さんの英作文力を最も効率よく伸ばす方法です。

英作文が書けるようになってきたら、今度は英作文と同じテーマを使ってオンライン英会話で話せば、英検スピーキングテストの練習になります。実際に英語で「話す」実践の場としてオンライン英会話を活用するのが最強の組み合わせです。

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